9.斜め見下ろしマップ手を抜きたかった本作では、マップ画面を斜め見下ろしで表現しています。英語でいえばクォータービューです。なぜかといえば、身もフタも無い言い方をすると画像の作成の手を抜きたかったからです。 まず、立体的な表現である程度誤魔化せるため、マップチップの数が少なくても何とかなります。1チップ辺りの重みが違うのでなんともいえませんが、数だけで言えば前作と比べゲームの規模が大きくなったにも関わらず総数は減少しました。洞窟など、床とカベの2種類のチップしか使っていないところも珍しくありません。 また、キャラクターの絵も削減できます。いわゆる普通のRPGの視点だと、正面向き・後ろ向き・横向き(左右反転する)の3パターンが必要になりますが、斜め見下ろしであれば、斜め正面向き・斜め後ろ向きの2パターンで済みます。 このように画像の削減効果もありながら、立体感が出て見た目も良くなるなど、良いことづくめです。しかし、その分表示プログラムがややこしくなり、表示順位のそこかしこにバグが残ってしまいました。影響が小さいので、放置していますが。 立体的な仕掛けへそのような不純な動機で採用された訳ですが、出来てしまった以上、立体的な構造を仕掛けに利用してみたいと思うのはいきもののサガです。 と、いうわけで、本作のダンジョンには落下やだるま落とし、目の錯覚等の様々な仕掛けが用意されました。主人公たちも負けじと、最終的には空中に浮かんだりします。 どうぞ、いろいろな仕掛けがあるダンジョンを楽しんでください。
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カベと床の二種類しか使っていない洞窟の例。